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妄想バラエティ ~共犯関係 4~  

どうもー。ピース又吉さん芥川賞受賞おめでとーう!!!
そうです、海老原 梓です。

まったんスゲー!!!!!
これツイッターでもちらっと書いたんですが、まったんといえば
その昔(全然売れる前)、まったんが神保町(本の街)に行きすぎて
雑誌(かな?)の『神保町の十人』という企画に一般人扱いで載ったんですよね。
他は皆、神保町の書店の店主とかだったのに。
ピース又吉、ではなくただの一個人として載ったそうです。


さて、妄想バラエティの続きです。
まさかねー、潤くんの「共犯関係」からここまで長い話が出来るとは思いませんでした。
結構ガンガン端折ってはいるんですけどね。
そのうち時間があったらじっくりきちんと書いてみたいなあ、と思ったり。

続きですのでご覧になっていない方は1からご覧ください。
注意事項等もそちらに書いてあります。
妄想は追記にて。




櫻井「二宮さん」
二宮「……いい加減にしてもらえませんか」
櫻井「今日は電車なんですね」
二宮「なんでもいいでしょう、何で仕事に行こうとこっちの勝手じゃないですか」
櫻井「お車、どうされたんですか?」
二宮「黙秘権を発動します」




◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇



 【半年前。相葉の中華料理店】
二宮「オープンおめでとう!」
松本「おめでとう!」
相葉「二人ともありがとう! ようやくここまで来たなーって感じ」
松本「けどすごいよな。こんなに早く自分の店持てるなんてさ」
相葉「自分のっていっても雇われ店長だからさ」
二宮「でもすごいって! この歳で店長だもん」
松本「そうだよすげーよ。頑張ってたもんな相葉ちゃん」
相葉「たまたまお父さんの知り合いにさ、店任せる人を探してた人がいたって
    だけだからラッキーだったんだけどね」
二宮「運を引き寄せるのも普段の頑張りがあってのことでしょ」
松本「そうそう。オープンしたらちょくちょく来るからさ。明日も来るし」
相葉「うん。ありがとう。明日は初日だからバタバタしてると思うから、
    今日ゆっくり食ってって。それに今日はもう一つお祝いごとあるし」
松本「もうひとつ?」
相葉「結婚すんでしょ、松潤」
松本「え……? なんで知ってんの? ……そりゃ今日言おうと思ってたけど」
相葉「ごめーん。ニノから聞いちゃった」
松本「なんでお前……ああ、嫁子からか」
相葉「へー嫁子ちゃんって言うんだ。あ、ニノの紹介で付き合い出したんでしょ」
松本「まあな。突然合コンしようって言われて」
相葉「良かったじゃん。結婚したいと思える相手に巡り合えたんだから。
    ニノにも感謝しないと」
松本「まあ、な」
相葉「夏にはパパになるんでしょ。不思議な感じだよねー。小学校から知ってる奴が
    結婚してパパになるんだもん」
松本「ああ、うん、まあ」
相葉「松潤ならきっといいお父さんになれるよ。俺保証する」
二宮「相葉ちゃんは?」
相葉「え?」
二宮「相葉ちゃんは誰かいないの? 俺紹介しても全部断るじゃんだって」
松本「え? そうなのかよ」
相葉「あ、ああ、うん、今はさ、ほら、店のことでいっぱいいっぱいだからさ。
    ちょっと、他の事は考えられないっていうか、さ。うん。そう」
二宮「そっ、かあ……」
松本「あ、ごめん、ちょっと電話」
相葉「え、なになに、奥さん?」
松本「いやまだ奥さんじゃねーよ……あ」
二宮「潤くん?」
松本「ごめんちょっと」

松本がその場を離れる。
しばらく電話をしていたが、突然駆け足で二人の元へ戻って来る。

松本「みつ!みつみつみつ……みつ!」
相葉「何? どうしたの?」
二宮「何があっ……潤くん? まさか……!」
松本「見つかったって!」
二宮「え、まさか、それって」
相葉「見つかったって何が?」
松本「相葉ちゃんの親父さん騙した奴、見つかった!」
相葉「……は?」


後日、三人で探偵事務所へ行く。

社長「調査方法は極秘だけど、かなり信憑性は高いと思います。
    これが、その男。正面からの写真は撮れなかったけど、
    右斜め前方、横顔、後ろ姿、がこれです」

食い入るように写真を見つめる相葉。

社長「名前は、奈奈詞 酸。現在46歳。
    表向きはIT企業の社長ということになっているけれど、
    裏ではかなり色々やってるみたい。
    ただ、相当狡猾な男で、なかなかしっぽを掴ませなくて、
    正直なところ、あなたのお父さんを騙した証拠は何もありません」
相葉「じゃ、なんでこの男が、親父を騙した男だって」
社長「詳しくは言えないけどタレコミがあったの。但し、自分の顔も名前も絶対に出すな、と
    いう条件付き。もし奈奈詞にバレたら殺されるだろうからって。
    こちらとしても絶対に情報は漏らさないという約束で話を聞いているし
    既に時効になった事件だから警察にも持って行けなくて。
    だから詳細は言えないけれど、この奈奈詞って男が詐欺を働いていたことは
    ほぼ確実です」
相葉「……」
社長「ただこの男相当用心深くて、家にも帰らず愛人の家を転々としているようなの。
    仕事も携帯電話で指示出してるみたいで会社にもほとんど現れないし」
相葉「あの……この、奈奈詞って男、今も、詐欺、やってるんで、しょうか」
社長「多分ね。でもとにかく証拠がないから突撃したところではぐらかされるでしょうね。
    その前に突撃出来るかどうかも分からないけれど。神出鬼没だから。
    申し訳ないのだけど、こちらとしてもこれが限界なの。これで大丈夫かしら」
相葉「いえ、すごく助かりました。ありがとうございました!」

事務所を出る三人。

相葉「松潤、ニノ、ありがとう! 探してくれてたなんて全然知らなかった!」
松本「いや、それはいいんだけど、分かったっていっても……」
相葉「顔と本名分かっただけでも大収穫だし! 助かった! ありがとう!」
二宮「でさ、相葉ちゃん……」
相葉「なに?」
二宮「どうすんの? これから」
相葉「俺決めてたんだよね。もし親父騙した奴を見つけたらどうするかって」
二宮「どうすんの?」
相葉「家に火つけて、殺す」
二宮「……」
松本「え? いや、それは……」
相葉「……なーんてね。うそうそ。冗談」
松本「え、あ、ああ、そっか。だよな」
相葉「そうだなー、どうしようかな。……もっかい騙させようか」
松本「騙さ、せる?」
相葉「奈奈詞に近付いて騙された振りしてさ、で警察行って捕まえてもらうの。
    親父の件は時効成立してもそれなら捕まえられるでしょ」
松本「いやでも危険だってそれは」
相葉「んー、大丈夫だって」
二宮「相葉ちゃん、さあ、ほんとは……ごめん、なんでもない」


 【一か月前。二宮の家】

松本『もしもし、カズ?』
二宮「うん俺。どうしたの?」
松本『あの、さ……、昨日、デパートでまぁを見かけて』
二宮「……うん」
松本『声かけようかと思ったんだけどさ、なんか、すげー真剣な顔して、
    その、包丁選んでて』
二宮「お店で使うやつじゃないの?」
松本『中華用の包丁じゃねーんだよ。俺も少しは料理やるから知ってるけど。
    まぁ、さ、最近奈奈詞と連絡取ってるって言ってたじゃん』
二宮「言ってたね」
松本『……来月、親父さんの命日だろ』
二宮「そう、だね」
松本『俺、さあ、余計なことしたのかな』
二宮「何が?」
松本『もしかして、まぁ、奈奈詞のこと……』
二宮「考えすぎじゃない? 包丁だってまーくん仕事で使うんだから。
    中華以外の包丁だって要るでしょ、あんだけメニューあったら」
松本『そりゃそうかもしんねーけど、でも、俺悪い予感しかしなくて』
二宮「考えすぎ。大丈夫だからさ。信じなよまーくんのこと」
松本『まあ……うん。分かった。ごめんな、変なことで電話して』
二宮「いいよ。じゃあまたね」

電話を切る二宮。
長い息をついて、携帯のボタンを押す。
二宮「もしもしー。俺。今度さあ、家遊び行きたいんだよね」



 【一週間前。二宮の車】
無言のまま二宮は車を走らせる。
カーステレオからはラジオのパーソナリティが明るい声でメールを読んでいた。
それを聞き流しながら二宮は目的地へと向かった。
隠すように車を停め、目出し帽を被り、包丁を隠し持ち非常階段でマンションの上階へ。
事前に作っておいた合鍵を回すと、なぜか鍵がかかった。
えっと思いながらも、もう一度反対側に回し鍵を開ける二宮。
ちらりと玄関を見ると見慣れた靴。
その瞬間全てを悟った二宮は土足のまま走って部屋へと入った。

部屋の真ん中には、呆然と立ち尽くす松本の姿。
足元には奈奈詞が倒れていた。
二宮を見てひどく驚いた顔になった松本だったけれど、
やがて観念したように自分の携帯電話を差し出してきた。
ああ、と思う二宮。

二宮「潤くん。俺」

目出し帽を取る二宮。

松本「え、カズ……? お前なんでここに」
二宮「それ俺の台詞なんだけどさ。潤くんなんでここ分かったの?」
松本「俺は、駿太郎兄ちゃんに、奈奈詞の愛人の家全部聞いて、で、
    ターゲット絞って、一週間張り込んだら、来たから……」
二宮「うん。それで?」
松本「頼むから自首してくれって頼んだんだけど、全然聞く耳持たなくて、
    それどころか殴りかかられて、俺も思わずそこの花瓶で頭殴ったら、
    倒れて、動かなくなって……」
二宮「そう」

しゃがみ込んで奈奈詞の手首を取る二宮。

二宮「大丈夫。死んでないから。ちゃんと脈あるし」
松本「あ、ああ、そっか。じゃ警察に……」
二宮「まさか自首するとか言わないよね潤くん」
松本「え?」
二宮「俺は絶対ごめんだから。こんな奴のために捕まるの」
松本「え、いや、カズは何もしてねーから捕まるもなにも……」
二宮「潤くん。これで自分が触ったとこ全部拭いといて」
松本「カズ? え、なんでタオルなんて持って。ってお前何でこんな時期に手袋……」
二宮「いいから。時間ないから。30分後に愛人戻って来るんだから。
    それまでに終わらさないとだから」
松本「え、カズ? ……お前まさか」
二宮「いいから早く指紋拭き取れって言ってんだろ!」

二宮に気圧され、松本が指紋を拭くため一瞬背を向ける。
その瞬間を狙い、二宮は隠していた包丁を出した。
そしてそれを、ためらいもせずに振り降ろしたのだった。


松本「……なあ」
二宮「なに?」
松本「あれ、どこに捨てる気だよ」
二宮「もう決まってるから」

二宮が車を走らせる。着いた先は、河原だった。

松本「ここ……」

相葉の父が詐欺に遭ってから7年、時効が成立したと泣きながら相葉が
言っていた橋のふもとだった。
隠すように奈奈詞の死体を橋の下に置き、また車に戻り走り出す。

二宮「あの日、さ、まーくんあそこで泣いてたでしょ」
松本「……」
二宮「でもさ、まーくんだけじゃなくて、俺、潤くんが何度もあそこで一人で泣いてたのも知ってる」
松本「……えっ」
二宮「ずっと言ってたよね、泣きながら。『まぁ、ごめん』って。
    俺何も言えなかった。近くにいたけど、声かけらんなかった。
    傍に居た俺に気付かないくらい、潤くん泣いてたし」
松本「カズ……」
二宮「だから、二人を泣かせた元凶をあそこに捨てて、終わりにしようって思ってた。
    これで終わりだからね、潤くん。全部終わり」
松本「終わり、って……けど……」
二宮「俺さあ、あん時ほんとはすげー嬉しかったの。
    覚えてる? 小学校の時さ、潤くんとまーくんが同時に話しかけてくれた時あったじゃん」
松本「ああ」
二宮「俺、あん時からなんだよ、寂しいって感情知ったの。
    それまではさ、別に一人でいても寂しいとか思わなかったんだよね、ほんとに。
    それが普通だと思ってたし、無理して誰かとつるむ必要もないって思ってた。
    けど、二人が声かけてくれて、一緒に遊ぶようになって、そしたらさ、
    ひとりって寂しいんだなって……」
松本「……」
二宮「俺思ったんだよねだから。もし今後さ、万が一にも二人を泣かすような奴が現れたら
    俺が絶対に許さないって」
松本「いや、けど……」
二宮「それにさ、潤くんはさ、俺にとってヒーローだったんだよね」
松本「ヒーロー?」
二宮「うん。ヒーローってピンチの時に助けに来てくれるでしょ。潤くんはいつもそうだった。
    初めて話しかけてくれた時も、まーくん家が火事になった時も、奈奈詞の時効が成立した時も、
    奈奈詞の情報なんもなくて詰んだって思った時も、潤くんが電話くれて
    一緒にお願いしに行けたから、奈奈詞見つけられたわけだしさ。
    俺言ってなかったけど、一人で幾つも探偵事務所行ってたんだよね。
    でもどこも門前払い。顔も名前も分からないのに探しようがないって言われてさ。
    どんだけ金積んでもダメだったんだよね。このためにすげー貯めてたのに。
    でさ、八方塞がりでどうしようもないって時に、潤くんから電話来て。
    あれ、ほんと嬉しかったんだよね、俺」
松本「……」
二宮「だから1回くらい俺が潤くんのヒーローになりたかった。ピンチの時に
    駆け付けたかった。
    まさか今日いるとは思わなかったからびっくりしたけどさ」
松本「お前、何で、今日……」
二宮「だって明日になったら、まーくんが奈奈詞殺すでしょ。
    明日はまーくんのお父さんの命日なんだから」
松本「カズ……! お前気付いて……」
二宮「だから潤くんも奈奈詞んとこ行ったんでしょ。自首してくれって言いに」
松本「……まぁに、人殺しさせたくなかったし……」
二宮「うん。俺も、まーくんに人殺しはさせたくなかった。潤くんにもね」
松本「いやけどだからってカズがやることないだろ。……やっぱ、今からでも警察」
二宮「俺は逃げるよ。逃げ切るよ。こんな男のために捕まるなんてゴメンだから」
松本「けど」
二宮「潤くんもね。ああ、潤くんは何もしてないから大丈夫」
松本「え、お前何言って……」
二宮「死亡推定時刻、俺らはオンラインでゲームやってました。でいいね。
    あ、着いたよ潤くん家」
松本「カズ、けど……」
二宮「じゃ、おやすみー。俺も早く帰って寝たいからさ、さっさと降りてくれる」

しぶしぶという感じで車を降りる松本。
二宮はさっさと車を走らせた。



◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇



大野「二宮さん」
二宮「またですか。いい加減にしてくれないとこっちも出るとこ出て……」
大野「実は、あなたがスクラップ工場に出した車を、調べさせてもらいました」
二宮「……!」
大野「後部座席から、血液反応が出ました。DNA鑑定したところ、
    奈奈詞のものと一致したのですが、この件について、
    署でお話をお聞かせ願えませんか。……あっ」
櫻井「二宮さんっ、二宮っ! 待て! 止まれ二宮っ!」


<つづく>


                                                       
                                                     


次回で終わりです。ようやく。
長々とお付き合いいただきありがとうございます。本当に。
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