幻のアンコール聞こえた?

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「せりざわ君、キミは間違っている。他」ちょっと感想  

先日、神保町花月で、「せりざわ君、キミは間違っている。他」を観てきました。
犬の心押見さんの脚本で、ライス、若月、ジャングルポケット、おっちょこちょいが
出ていたお芝居です。
あらすじは神保町ブログにありますので、観ていない方はまずそちらをどうぞ。
以降は、お芝居を観たか神保町ブログを読んだという前提で書かせていただきます。


最初にジャンポケ武山が出てきたということで、『え!? せりざわ君って武山なの!?
ということは武山が主役!?』とか思っていたらあっさり殺されてて笑いましたよ思わず。
しかもオープニングで、スクリーンにそれぞれの名前と写真が出たんですが、
武山のところだけご丁寧にモノクロ写真でした(笑)。

このお芝居のポイントはテレビのようで、最初にカラーバーがスクリーンに映ったりとか
せりざわ君が出ているクイズ番組がナレーションでちょいちょい挟まれていたりとか
暗転時はザッピングをしている音や声が流れたりしていました。
ちなみにせりざわ君の出ているクイズ番組ですが、司会者の声は聞こえるものの
せりざわ君の声は一切ない、という。
そして司会者がものっすごいせりざわ君をおちょくっていました(笑)。
いや、あれは ”おちょくる” 以外の説明は私には出来ないです。
「このまま全問不正解とか目指しちゃったらいいんじゃないですかー」とか言っちゃうし。

ライスの(田所)仁君が出てきたシーンはそりゃあもう客席大盛り上がりでしたよ。
ブログにも写真載っていますけども、まさかのミニスカート!(笑)。
あの衣装の感じすごい見覚えあるんだけどなんだったっけなー。白に赤のスカートで
サスペンダーって。
なんか、見た時サリーちゃんを思い出したんですが、確認したら全然違ったし(笑)。
ちょっと遠目だったこともあって(笑)、かわいかったです。
仁君は先に登場していて、後でライス関町との絡みがあったんですけども、
女の子設定なのかと思いきや(まあそれも多少無理はあるもののお芝居ですし)、
まさかの関町父設定!うわあそう来たか、という感じでした。
関町が魔方陣でスカルプを呼ぶシーンでは何度も何度も何度も何度も仁君が
邪魔しに入っていて、その度に大笑いでしたよ。
あ、そういえばその魔方陣なんですが、舞台に赤の円が描かれていたんですね。
で、先日レポを書きました「ピクとジョー」がちょうどこのお芝居の合間に行われて
いたんですけども、2人ともその魔方陣の上でトークとかネタをやっていました(笑)。
話がずれた。
そしてスカルプ登場。最初に「スカルプ」という名前だけが出ていまして、でもスカルプって
あれしか思い浮かばないけどなーと思っていたらまんまでした(笑)。
ジャンポケ斉藤!と、普段着の武山(笑)。
ここほんと笑ったなあ。
てっきり、最初に殺された武山があの世に行く途中でなんか魔方陣によってうっかり
スカルプと一緒に呼び出されたとかいう理由があったりするのかと一瞬考えたんですが、
そんなことは全くなく(笑)、単に出番が欲しかった、と(笑)。
なんじゃそりゃああああああー。
速攻で追い出されていて笑いましたさ。
にしてもスカルプ、ああいう衣装を着こなせる斉藤がすげえ。
というか、斉藤って私そういう役しか見たことないんだよなあ、と。前回はレディー・ガガだったし。
個人的には普通の役が見てみたいです。
そして邪悪の神と言いつつ何気に優しくて気弱なスカルプと、自暴自棄になったともひろとの
友情はなんかいいなあとか。プライベートでも仲いい2人ですし。斉藤が入院した時
唯一お見舞いに来てくれたのが関町でしたからね。
それにしてもスカルプの力、”何にでも毛を生やすことが出来る” って。
まあなあ、邪悪の神なのにそんな力しかなかったら、そりゃ苛められるよな……。

若月の空気イスでの取り調べも笑いましたよ。
2人して、「もっと深く座れ!」とか「座ったら答えてやる」とかお互いを追い詰めているし。
そしてとうとうスタッフとなった武山(笑)。
「ここ暗転短くて用意できないんですよね」とか言いながら机と椅子を用意していましたけども
結構時間あったよね、暗転の。

ジャンポケ太田&仁君のやり取り。
太田の話し方が優しいんですよ最初。「おじょうちゃんどうしたのー」とか。
それがなんかツボでした。
で、我に返った仁君の告白(こんな感じだった、ということでひとつ)。
「妻には逃げられ、息子の大学受験は失敗し、勤めていた会社も倒産……」
ああ、それは確かに大変でしたね、と言う太田に対し
「でもそれはまだ我慢出来た。しかし、KAT-TUNから赤西仁が脱退する事だけは
許せなかった!」
そんなことかよ!と思わず突っ込む太田。
いやでもね、この気持ち分かる気がするんですよなんか。
グループ、特にアイドルグループって、やっぱり一推しはいるんですけども、
別に一推しでなくてもこの子がいなくなったらそのグループ自体に興味が薄れる、という
キーになる子っていうのが存在するんですよね。
私の場合、モーニング娘。だったら久住小春、℃-uteだったら梅田えりか。
小春もえりかも二推しだったんですけども(特に小春は永遠の二推しだと思う)、
この2人がそれぞれいなくなって、急速にグループに対する熱も薄れていった部分があります。
あとアイドルグループってなんていうか、幸せの象徴であって欲しいので、
脱退とか卒業とかで涙を見せられたりギスギスした雰囲気になると、ああー、という感じで
醒めてしまう部分もあったりとか。
ものすごい話がずれた。ごめんなさい。

(若月)とおるちゃんと(ライス)ともひろが元恋人同士だった、とか(そういえばともひろは、
「恋人に振られた」とは言っていたけれど「彼女に振られた」とは言ってないんですよね)、
色々びっくりするシーンもありつつ、最後はスカルプが地球全部に毛を生やして
地球を滅亡させて終了。
え?まさかこれが終わり!?、とか思っていたら最後のどんでん返し。
武山がせりざわ君となって、無事にハッピーエンドになったのでした。


えーっと、ここからは個人的な感想。いや全部そうですけども。
面白かったか面白くなかったかといえば面白かったですし、もう一度やるなら観に行きたい。
でも、正直気になる点はいくつかありました。
まずは暗転の多さ。そして暗転の度にザッピングの音が流れるんですけども、
実際テレビとか見ていてもザッピング行為ってなんていうか気持ちがリセットされるんですよね。
それまで入り込んで見ていても、なんか現実に引き戻されるといいますか。
まさにそれと同じ状況が暗転の度にあったわけです。
それまで芝居に入りこんでいても、暗転&ザッピングでなんていうか、芝居に向かっていた
気持ちが客席に戻るというんですか。まあ、私は、ですが。
舞台をやる人間にとって暗転をどう処理するかというのは本当に難しい問題だと
思うんですけども、正直なー、ちょっと気になりすぎたなと。個人的には。
あと、スカルプの扱いですね。
これなんですけども、スカルプの立場から考えたらふざけんなって話ですよ。
呼ばれたから行ったのに、最後はともひろに冷たくされ魔界に追い返されるとか。
いやお前が呼んだんじゃん!、となりますよ。
あれですよ、シューレスジョーさんのネタですよ。外国人講師が日本のことわざを
覚える、というやつ。「カエルの子はカエル」を聞き間違えて、
「カエレ、ノコレ、カエレ。……帰れ!残れ。帰れ! (ノートに書きながら)めっちゃ理不尽、と」
まさにこのネタじゃないですか。
いや、実際人生の中で理不尽な事なんて山ほどありますけどね。特に仕事をしていると。
だからある意味リアルなんだとは思うんですが、でもフィクションなんだからもう少し
救いがあってもいいんじゃないのかなあ、とか。
個人的には最初の終わり(スカルプが地球を滅亡させてエンド)の方が好みではありました。
あの、誰一人幸せにならない、っていう。
皆死んでしまいましたし、唯一生き残ったスカルプもそれで気が晴れるかといえば
全くそんなことはないわけで、もしこれで魔界に帰ったとしてもきっと居場所はないし、
地球にも誰もいないし、ということで結局一人ぼっちなのは変わらないし、と。
完全に救いのないラストなら、逆にそういうものだと思えるんですけどね。
まあでもそれで終わったらほんとに客席ぽかーんでしょうけども。

他の方のレポによると、最初の2日間くらいは最後スカルプが戻って来て
他の人が手を差し伸べるシーンがあったようなんですけども、私が行った時は
カットされていました。
まあ、中途半端に救いを見せるくらいなら無い方がいいと判断したんでしょうか。
これに関しては私も無い方がいいなとは思いました。実際観ていないのでなんとも
言えないですが。
ただなー、スカルプは地球で共存出来る方法もあったんじゃないのかなあ、と。
とおるとともひろの関係が復活しても、友情はまた別だろうし。
いやどんだけスカルプに感情移入してるんだって話なんですけどね(笑)。

途中のザッピングであるとか、ちょいちょい武山(役ではなく)が出てきたりとか
なんかその度に芝居(フィクション)から現実(ノンフィクション)に引き戻されて。
個人的には最初から最後までフィクションで通して欲しいというかその方が
好みなんですけども、ただ、そういうフィクションとノンフィクションが入り混じる
お芝居と最初に認識して観ればまた印象は変わってくるんだろうなと思います。
そういう意味でもう一度観てみたいお芝居だったりします。
色々書きましたけど面白かったんですよ、ほんとに。
実に押見さんらしい脚本だとも思いましたし。



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コメント

1. 無題


ULALAで「押見ワールド」と言われていたので
どんな内容なのかいろいろとレポの感想を読んでました。

しかしここまで先が読めない舞台だったんですね。笑 シュール度が高めで。
感想書くのが難しいと書いてる方もいましたし。

フィクションと本人のキャラクターがちょっと混ざっているようなものだと思いました。

坂井綾花 #79D/WHSg | URL
2011/04/11 16:12 | edit

2. >坂井綾花さん


こんばんは。コメントありがとうございます。
確かに、押見ワールド全開、という感じのお芝居でした。
観て最初の感想が、『うわー押見さんっぽいわー』でしたし。
感想は書くの難しいと思います。どう捉えていいのか、と
いうのが。多分人によっては大絶賛でしょうし、または
全然面白くなかった、意味が分からなかった、という人も
いるでしょうし。観た人によって全然印象が変わる内容だとは
思います。
きちんとそれぞれのキャラに合わせて役を当てた感じが
ありまして、元々の芸人さんを知っていればいるほど
面白かったんじゃないかなー、という気はしています。

海老原 梓 #79D/WHSg | URL
2011/04/12 00:05 | edit

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